日本は従来、レアメタル確保の戦略的な取り組みを欠いていた。原油と同様、ほぼ全量を輸入に依存するのに、資源調達は民間任せだった。遅ればせながら、資源外交を積極的に展開していかねばならない。
甘利経産相が、南アフリカとボツワナを訪問し、レアメタル鉱山の共同開発や資源探査で協力することで合意した。商社などの民間企業が同行し、官民相乗りの“レアメタル外交”だ。
レアメタルは、埋蔵量が少ない31種類の金属の総称をいう。例えば、液晶パネルの電極に使われるインジウム、ハイブリッド車のモーター用のレアアース(希土類)などだ。日本のハイテク産業の競争力を支え、「産業のビタミン」とも呼ばれる。
南アフリカは、レアアースやプラチナの有力な産出国である。日本からの技術協力をテコに、将来、レアメタルの輸入を促進させたい。
最近は、世界的な需要拡大とともに、投機マネーも流入し、レアメタルの価格が軒並み高騰している。5年前に比べ、インジウムは約9倍に値上がりした。
加えて、レアメタルの産出国が中国、南アフリカ、ロシアなどの特定国に偏っている。中国は、インジウムで世界生産量の55%、レアアースで93%を占める。中央アジア、中南米、ミャンマーなどにも未開発資源があるとされる。
経済成長でレアメタルの需要が増大した中国は、輸出規制を強める一方、アフリカなどで、レアメタル資源の権益確保に躍起だ。ロシアも資源を囲い込む国家管理を強めている。資源ナショナリズムの高まりが、争奪戦を過熱させる。(読売オンライン)
このとおり。中国の名前が出てくる。調査が必要だと思います。
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